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濱口竜介・酒井耕インタビュー [邦画]

ビッグイシュー11/1発売号で、『なみのこえ 気仙沼/新地町』について酒井耕、濱口竜介両監督にインタビューしています。「震災後、生き抜く人々との対話。原始的な語りが、観客との能動的な儀式をつくる」。東北記録三部作『なみのおと』『なみのこえ 気仙沼/新地町』『うたうひと』は、まだまだアップリンク渋谷で上映中。詳しいスケジュールはこちらをご覧ください→http://www.uplink.co.jp/movie/2013/16256。ビッグイシューの販売場所はこちらをご覧ください。バックナンバーも販売しています。http://www.bigissue.jp/sell/index.html

ふゆの獣 [邦画]

本日からテアトル新宿でレイトショー公開の『ふゆの獣』、昨年の東京フィルメックス上映の際に、レビューを書いています。http://intro.ne.jp/contents/2010/12/14_1209.html パンフにコメントも寄せていますので、ぜひのぞいてみてください。
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大森一樹監督インタビュー [邦画]

2/26(土)からシネマート新宿ほかで公開中の大森一樹監督の新作『世界のどこにでもある、場所』に関するインタビューhttp://intro.ne.jp/contents/2011/02/25_1548.htmlがINTROにアップされました。群像劇のこと、アフレコのことなどを中心に聞いています。
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冷たい熱帯魚 [邦画]

1/29(土)からテアトル新宿ほかで公開中の『冷たい熱帯魚』、第11回東京フィルメックスレポートⅡhttp://intro.ne.jp/contents/2010/12/30_2229.htmlにてレビューを書いています。

犀の角—ささやかさによる大いなる勝利 [邦画]

映画一揆 井土紀州2010公式blogに、『犀の角』の批評が掲載されました。この作品は、日本映画学校俳優科の実習制作でもあるのですが、オウム真理教を彷彿とさせる宗教団体を中心に据えることによって、稀に見る緊張感と現代性を獲得しています。
ずっと批判せねばと思っていた「1Q84」を(少しですが)批判できました。http://bit.ly/aftdz1 .
映画一揆 井土紀州2010は11/13(土)~12/10(金) ユーロスペースにて連日21:00から上映 http://spiritualmovies.lomo.jp/eigaikki.html
『犀の角』は11/19(金)~26(金)上映
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ケンタとジュンとカヨちゃんの国 [邦画]

6/12(土)からユーロスペース等で公開の大森立嗣監督の『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』、昨年の東京フィルメックス上映の際にレビューを書いています。http://intro.ne.jp/contents/2009/12/06_1138.html 
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『Lost&Found』『ロックアウト』 [邦画]

世界が愛した才能『Lost&Found』『ロックアウト』のレビューがINTROにアップされました。2/27(土)からシネマート六本木で連日20:00から日替わりレイトショーです。
http://intro.ne.jp/contents/2010/02/25_1552.html

ポチの告白 [邦画]

すっかりご無沙汰しておりますが、引越しでバタバタしておりました。いつも映画にかまけているツケがこういうところにきます・・。ま大掃除しなくて済みそうなのはラッキーですが。フィルメックスもちょろちょろですが行きました。そちらは年間ベスト10の時にまた書きたいと思います。ボチボチ映画観れる状態になってきましたが、今日は試写で観た来年の1月下旬から公開の『ポチの告白』について。
なかなか邦画で「これヤバ・・」と冷や汗ダラダラさせてくれるものは少ない。『大統領の陰謀』のような、『インサイダー』のような、井田真木子のノンフィクションのような。そう、つまりはそれが真実かどうかは実はたいした問題ではない。その映画が、その書物が、現実に対してちゃんと喧嘩を売っているかということ。そして登場人物が、善と悪の狭間で、ギリギリの綱渡りをしていること。映画の中のリアリティをちゃんと生きていること。そうして初めて、私たち観客は「これヤバ・・」と冷や汗をかくことができるのだ。そして映画館を出た後、今まで信じきっていたものに対して、微かな違和感や疑問を抱くようになる。それはよく活劇を観た後肩で風を切るように歩いてしまう、というのと同じく映画の優れた効用である。帰り道街頭に立っている警官を見かけたが、ご苦労様だとは思ったが決して以前のようには見られなかった。
雑誌では「エンタテインメント」と紹介されているようだが、勿論面白くないわけではないのだが、そう言ってしまうと何か抜け落ちてしまうような気がする。巷の「エンタテインメント」よりずっと骨は固いです。監督やスタッフ、俳優のみならず配給側の骨の太さにも敬服。公開は1/24から。http://www.pochi-movie.com/home.html

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曖昧な快楽 ※『ゆれる』再考 [邦画]

映画の前に本屋に寄ると「映画芸術」417号が売っている。目次を見ると「日本映画批判集中討議」という題で「『ゆれる』にゆれる」という座談会が載っている。読み始めると面白いのでつい購入。発言者は一名を除き四人が荒井氏を含む脚本家。みな『ゆれる』には批判的らしい。ただ脚本家らしくシナリオの欠陥を緻密に指摘するというよりは、事故であったのか兄の殺人であったのかが曖昧、裁判をきちんとやっていないのが問題、八ミリの出し方が下手、などちょっと映画を観ている人なら誰でも気づきそうなことが多かった気がする。
面白いと思ったのはやはり荒井氏で「俺だったら、刑務所の後は吊り橋にシーンを持っていくけどね。刑務所ですれ違いにやって、弟が探していくと吊り橋に兄貴がいるんだよ。そこで、七年前みたいなシチュエーションにして、兄貴が弟に「なんであんな証言したんだ」みたいなことを言って、何だかんだあるうちに、高所恐怖症の兄貴が橋から足を踏み外して、弟が兄貴の腕を掴んで助けようとするんだけど、兄貴は結局川に落ちる。・・」という発言は、『ゆれる』を「火曜サスペンスの出来損ない」と断言する荒井氏らしく、情景が目に浮かぶようで、確かにそういう火曜サスペンスがあったら面白そうで観てみたい(笑)と思った。
ドキッとしたのは「男の兄弟ってあんなじゃないよ」という発言。これは確かに私もちょっとそう思わないでもなかったのだ。この映画にある嫉妬やあてこすりや奸計、それの反動のお互いの兄弟愛、が女性の専売特許だとは言わないが、この映画ほどの度数であるとやはり女性的である印象は拭えない。しかし女性の監督が自身の投影として兄弟を描いているのだから、「男の兄弟ってあんなじゃないよ」と言うこと自体に何か意味があるのか、という気がしないでもない。
まぁ全体的に文句を言いたくなるのは勿論わかるけど・・、という感じ。先日東京国際で観たヤンヤン・マクの『八月的故事』のティーチ・インの時のある男性の発言を思い出した。その男性は「俳優ならドラマティックな役をやりたいと思ってしまうと思うのですが、この映画のように何も起こらない映画だと、そのへんが消化しきれないと思うのですが、どうやって説得したんですか」みたいな質問をしたのだ。監督や俳優たちはにこやかに「水面下ではホントにいろんなことが起こっている映画なんですよ・・」と説明していたが、鑑賞後とても豊かな気分でいただけに、結構驚いた。
何が言いたいかというと、男性と女性の捉え方の違いなのではないかということ。確かに『ゆれる』は事故か殺人かを一貫して曖昧にし、それを裁判でも裁かない、批判する隙のある映画であろう。女が殺され、兄は七年もブチ込まれ、そこまでして映画が得たものが弟の泣きそうになりながら叫ぶ姿と、兄の笑顔だけだったとしたら。許せない、という言い分もわかる。でもなぁ、その姿と、笑顔が、とても良かったんだもの。そう思ってしまうのが女性ではないのかな、という気がするのだ。
『八月的故事』だって確かに、女の子がバイト先の洋服屋で出会った男の子と、いい雰囲気になるものの、何も起こらず、結局告白も「私のことを忘れないで・・」みたいなセンチメンタルなものだし、「何も起こらない」と言われてしまえば、確かに「何も起こらない」のだ。
でも殺意があったりなかったり、憎んだり愛したり、自分のものだったり自分のものじゃなかったり、通常線を引かないとやっていけない線引きの両側にあるものこそ、本当は曖昧で、いつも揺れ動いていて、実はその、狭間にいることこそが、最も豊かで、贅沢なことではないか、という気がするのだ。泣きそうになりそうになりながら叫ぶ弟と、つい顔が綻んでしまう兄を交互に観る悦楽。触れそうで触れない、女の子と男の子の肉体の狭間に存在できる悦楽。
女性監督だけがその悦楽を手に入れられる、わけではないと思うのだが、なんとなく「男性には分からないのかしら・・」と呟いてしまう。
関連記事 ゆれるhttp://blog.so-net.ne.jp/miyukinatsu/2006-07-16
       小説版「ゆれる」http://blog.so-net.ne.jp/miyukinatsu/2006-10-28
       


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今村昌平と黒木和雄特集 [邦画]

夏はあまりめぼしいロードショーがないというのもあるのだけれども、なんだか最近自分が映画が好きなのかどうなのか自信が持てなくなってきてしまったようなところがあって、それはどうも昔は甘党だったのに甘いものが食べれなくなってしまったという如き嗜好の変化が密かにあったような気がするのだけれども、「ああっ、この映画観たい!」というような凶暴な欲望をあまり持たなくなってしまったような気がしていた今日この頃。しかし「映画芸術」の最新号(416号)を読んでいたら、相次いで亡くなった両監督に関し、監督・批評家・俳優さんたち各々が「私の好きな一本」を選んでいて、既に観ている作品はその映画的細部が生々しく、未見の作品は架空の情動が荒々しく立ち上がり、久しぶりに凶暴な欲望が蘇ってきた。そもそも「映画芸術」の追悼特集は、編集作業を手伝っていた頃は「そんな追悼ばっかやってどーすんだ」と不遜なことを思っていたのだけれども、それはその時追悼していた監督(私が関わったのは蔵原惟繕監督と深作欣二監督)よりはこの2監督がピンと来るのか、それとも以前より編集方針・執筆陣が充実しているせいなのか、それとも単に貧乏にタダ働きが応えていただけだったのか、まぁ三つとものような気がするけれども。
特に黒木和雄監督は、映画について何かを考えたい、書きたいと思ったのが、黒木監督の『スリ』を観たのがきっかけだったような気がするため、もう一度スクリーンで見直してみたい気がする。とはいえ未見の作品がいくつかあるのでそっちが中心になるだろうけれども。そして両巨匠とも最近の作品にはあまり食指が動かなかったりするのだけれども。
「追悼二人の社会派巨匠 今村昇平と黒木和雄」は8/5(土)~8/25(金)、新文芸座で。
http://www.shin-bungeiza.com/


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